ピアニスト 松浦美佳さん

こんなに楽なら何時間でも歌える気がする!!

歌声だけでなく、話し声まで出にくくなっていた頃……「コロナ禍で人と話していないから」「年齢的に体力が」「本業は歌手ではなくピアニストだから」なんて言い訳ばかりしていました。
 
そんなある日、歌のレコーディングがありました。
最悪でした。
 
思っていた以上に声が出なく、1曲歌うたびにハアハア息切れをしてしまう自分に、愕然としました。
 
ディレクターさんの要求にうまく応えられないことが情けなく苦しくて、「人前で歌うのをもうやめないといけない」とさえ思いました。
 
そんなとき、高田先生がご指導されているアーティストの方の歌唱を客席から拝見し、感動で胸がいっぱいになりました。
 
素晴らしいプロの方でさえ、努力を重ねて進化し続けていらっしゃる……私はこのまま言い訳をして、歌うことから逃げるのか?
歌うことを嫌いになりたくない!!
 
家に帰ってその日の晩すぐに、高田先生にレッスンを受けたいとご連絡させていただきました。
歌手が本業ではない私が、と恐縮する気持ちはありましたが、高田先生は優しく受け入れてくださいました。
 
初回は少し緊張しながら伺いましたが、呼吸の仕方を教えていただき、心も体も軽くなっていくのを感じました。
頑張りながら力んで歌っていた自分はどこかに忘れて、楽々と声が出る自分にびっくりしました。
 
家でもその呼吸を心がけるうちに、話し声まで楽に出せるようになっていました。
気づいたらぐっすり眠れるようになっていたし、寝ている間の食いしばりも減っていました。
 
それからもレッスンのたびに、今までの私ではないような、まるで私が歌っていないような軽い感覚で、力まずとも声が出るようになりました。
酸欠になったり、体や喉が疲れたりすることもなく、こんなに楽なら何時間でも歌える気がする!」とさえ思いました。
 
長年間違えた方法で体や喉を酷使してしまったことに気がつき、もっと早くにレッスンを受けていれば!」と思いましたが、気づいた今から出来ることはまだまだあります。
 
高田先生のレッスンは無限の可能性に気づかせてくれて、かつ健康にまでなれてしまいます!
自分らしく歌うことは、自分らしく生きることと同じなのかもしれません。
 
 
松浦美佳

松浦美佳さんプロフィール

5歳からピアノで即興演奏を始め、2002年ファーストソロアルバム『Lake Erie』をニューヨークNEPからリリース。ソロ活動のほか沢田知可子コンサート、吉川晃司主演ミュージカル『SEMPO』、米米CLUBジェームス小野田主演『江分利満氏の優雅な生活』、オリジナルミュージカル『GIFT』等、コンサートやミュージカルでの演奏も行い、ジャンルを越え幅広く活動中。主な作品は『AYURVEDA∞MUSIC』『大神ピアノアレンジ』『さっぽろホワイトイルミネーション』、はしのえみ絵本『ハートのおくりもの』、『千葉市科学館のうた』、渋谷区コミュニティバス『ハチ公バスのうた』、4Kテレビ放送『扉のむこう』エンディングテーマ、挿入曲。現在、ヒト・モノ・場所などあらゆるものから聴こえるメロディを演奏し、音楽セラピー『千のメロディ』を行っている。